共同船舶(東京都中央区、所英樹社長)の捕鯨母船「関鯨丸」が今年最初の漁を終えて6月8日、仙台港に入港しました。
翌日は漁期終盤で捕獲したナガスクジラの中から極上の生肉を仙台市場に上場しました。
関鯨丸は今年で操業3年目。4月18日に下関港を出港後、房総半島沖、三陸沖、オホーツク海などで操業し、ニタリクジラ27頭、ナガスクジラ24頭を捕獲。520tの冷凍鯨肉を生産しました。
関鯨丸は今後、6月13日に仙台港を出港し、7月28日に下関港に入港する予定です。
その後、秋から冬にかけて2回、年間で計4回操業します。
年間の捕獲計画はニタリクジラ133頭、イワシクジラ56頭、ナガスクジラ58頭、約2100tの鯨肉生産を見込んでいます。
特にナガスクジラは体長約20メートル、平均体重40~50t。捕獲対象鯨種の中で最も大きく、マグロでいえばホンマグロの存在です。
旨みが強く、特に刺身はこの上ない味わいで、まさに“クジラの王様”といえます。
今回は、漁期終盤の6月2~3日に捕獲したナガスクジラから、特に選りすぐった部位を凍らせずに生のまま、仙台市場に上場しました。
ずらりとセリ場に並んだナガスクジラの生肉は約2t。脂の乗り、色合いなど、どれをとっても極上の「尾の身」がキロ40万円で競り落とされました。
所社長は「今年はオホーツク海での操業を約1カ月遅らせたため、去年より脂が乗ってさらに美味しい。ぜひ味わっていただきたい」とアピールしました。