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企業理念COMPANY PHILOSOPHY

1従業員の生命の安全と健康増進、維持。
これが社会に役に立つための
基本中の基本である。

2天然の水産資源である「鯨」
を持続的に供給し、
消費者の健康維持や
食の安全に寄与する。

3上記目的の達成のため、船の運行や操業、
鯨類資源調査、
生産、流通販売のスキルを常に向上させる。

2050年には世界の人口が90億人を超えると推測されており、近い将来、世界的な食料不足が起こるのではないかと懸念されています。そうした中、食料自給率(カロリーべース)の低い日本は、食料安全保障の観点から、鯨類を含む水産資源を持続的に利用して食の多様性を担保する必要があります。当社は、生態系のバランスに配慮した持続的な捕鯨を通じて、そのミッションを果たしてまいります。

代表メッセージREPRESENTATIVE MESSAGE

共同船舶は、生態系のバランスに配慮したサステナブルな捕鯨をめざしています。鯨は1日あたり体重の約4%の食事をし、多くの海洋生物を食糧とすることから、鯨が増えすぎると生態系が崩れてしまうことが予測されます。また、食料自給率の低い日本において、海洋資源はとても貴重です。私たちは、適度に鯨を獲ることで生態系と日本の食卓を守りたいという強い信念を持って行動しています。

持続可能な捕鯨を実現するために、最も大切なのは「人」だと考えます。企業理念においても、まず第一に従業員について触れていることから、私たちの価値観を理解いただけるのではないでしょうか。人という最大の財産を活かすために、教育に力を入れ、成功体験を積み重ねることのできる職場環境を整える。そして、従業員一人ひとりの情熱を育み、自立と挑戦を促し、未来永劫まで存続し続けられる企業をつくっていく。それこそが、私の使命だと考えています。

共同船舶株式会社 代表取締役社長

所 英樹

会社概要COMPANY INFORMATION

会社名
共同船舶株式会社
所在地
〒104-0055 東京都中央区豊海町4番5号 豊海振興ビル5階 GOOGLE MAP
設立
1987年11月5日
資本金
5,000万円
従業員数
陸上 28 名 / 海上 150 名
所有船舶
4隻
捕鯨母船
関鯨丸
捕鯨船 / 目視採集船
勇新丸 / 第二勇新丸 / 第三勇新丸
所有船舶一覧 (PDF)

沿革HISTORY

1987年11月5日
商業捕鯨の一時停止にともない、共同船舶株式会社(本社:千代田区霞が関)が、日本共同捕鯨株式会社より営業、船舶を譲り受け、鯨類資源調査事業への貸船会社として創設される
1987年12月23日
第一次南極海鯨類捕獲調査(JARPA)を開始する
1994年6月30日
第一次北西太平洋鯨類捕獲調査(JARPN)を開始する
2006年6月28日
民間企業の株主4社が申し出て、5つの財団法人(公益財団法人漁船海難遺児育英会、公益財団法人下関海洋科学アカデミー、一般財団法人全日本海員福祉センター、一般財団法人農林水産奨励会、一般財団法人日本鯨類研究所)に株式を無償譲渡する
2014年3月31日
国際司法裁判所(ICJ)は、「南極における捕鯨」訴訟で日本政府に対し、今後第二期南極海鯨類捕獲調査への許可発給を控えるよう判示する
2015年12月1日
新南極海鯨類科学調査(NEWREP-A)を開始する
2017年6月14日
沖合域で新北西太平洋鯨類科学調査(NEWREP-NP)を開始する
2017年6月23日
鯨類科学調査の安定的かつ継続的な実施を国の責務と定めた「商業捕鯨の実施等のための鯨類科学調査の実施に関する法律」が公布、施行される
2018年12月25日
日本政府は、商業捕鯨の再開と国際捕鯨取締条約からの脱退を決定、翌日官房長官が公表する
2019年7月1日
商業捕鯨の再開にともない、母船式捕鯨を担う日新丸船団が山口県下関港を出港する
2020年2月7日
一般社団法人日本捕鯨協会が設立される
2020年7月7日
所英樹が代表取締役社長に就任する
2020年11月24日
営業課(現営業部)が新橋へ移転する
2021年3月4日
キッチンカー「くじらジャパン号」が営業を開始する
2021年11月13日
NHK総合でドキュメンタリー『鯨を獲る 密着!商業捕鯨船団の53日間』が放送される
2022年2月23日
旭洋造船と新捕鯨母船建造に向けた契約を正式に締結する
2022年7月3日
NHK総合のNHKスペシャルで『鯨獲りの海』が放送される
2022年11月13日
山口県下関市に下関出張所を開設する
2023年1月12日
都内に自動販売機による無人店舗くじらストア2店舗をオープンする
2023年2月16日
大阪駅前に関西営業所を開設する
2023年8月31日
旭洋造船で新母船「関鯨丸」の進水式が執り行われる
2023年10月16日
仏カンヌの国際映像祭に「知られざる鯨の真実」で出展
2024年3月29日
新捕鯨母船「関鯨丸」(9299t)竣工
2024年7月31日
母船式捕鯨の捕獲枠にナガスクジラ追加
2024年8月1日
関鯨丸船団、商業捕鯨で48年ぶりにナガスクジラを捕獲
2024年10月16日
所社長、日本外国特派員協会で記者会見
2024年12月17日
関鯨丸、母港・下関に初めての帰港
2025年4月25日
関鯨丸船団、初のオホーツク海操業でナガスクジラを捕獲
2025年6月14日
大阪・関西万博にて「新時代に挑む母船式捕鯨」と題し講演を行う
2025年7月18日
関鯨丸がシップ・オブ・ザ・イヤー2024漁船・調査船部門賞を受賞

2025年8月1日現在